オーロラの仕組みの中で、オーロラの光は励起状態から基底状態になる際に放出されると述べましたが、この光は太陽から飛来した太陽風が衝突する原子・分子の種類によって異なります。オーロラが出現する100km〜500kmの層には、主に酸素と窒素が含まれており、高度によってその密度が異なります。酸素と衝突すると赤色と緑色を、窒素と衝突すると赤と青を放出します。例えば、高度500kmぐらいの高い高度では、酸素原子の密度が高いので、赤色が発光しやすく、中間の高度には酸素と窒素が発光した赤と青と緑が混じり、緑白色に。高度100km付近では大気中の分子の密度が高すぎて酸素が発光できず、窒素が発光する青と赤が混じったピンク色や紫色となります。
やはり神秘的な現象である虹。虹はオーロラと発色が似ていますが原理が異なります。虹は7色と表現されますが、これは太陽からの可視光(人間の目に見える光)が空気中の水分、通常は雨や霧です、に反射して、屈折を繰り返すうちに、7色ある光が分解され、その一部分が人間の目に届くという現象です。実際の原子が発光するオーロラ、光の反射がもたらす虹、原理が全く異なりますが、どちらも神秘的な現象です。
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