良くある質問 Q1
オーロラが発生する仕組みとは?
A.オーロラの素は太陽で生まれます。
オーロラとは、地球の極地で見られる発光現象です。太陽から地球へと運ばれてきた太陽風(プラズマ粒子)が、地球の大気に含まれる酸素原子や窒素分子と衝突した際、これらの原子や分子が「励起」することで起こる発光現象がオーロラの正体です。
「オーロラの知識」では、最新の見解を基にオーロラ発生の仕組みを徹底解剖しています。太陽で生まれた太陽風はどのように放出され、どのように地球に届くのか。詳しくは『オーロラ発生の仕組み』から順番にお読みください。
良くある質問 Q2
オーロラを見るのに一番良い場所は?
A.オーロラベルトが最も確率の高いエリアです。
オーロラベルトとは、地球上でオーロラが最も頻繁に現れるエリアのことであり、北半球、南半球ともに緯度60度から70度ほどの範囲を指します。「世界3大鑑賞地」として、カナダ、アラスカ、北欧の国々が良く紹介されていまが、その理由は、これらの国々がオーロラベルトに含まれていると言うだけでなく、どの国も交通の便が比較的に良く、オーロラ鑑賞に適した施設が多いためです。では、実際にどの国に行くのが良いのでしょうか? それぞれの鑑賞地の比較は『オーロラの見える場所』で詳しく解説しています。
良くある質問 Q3
オーロラは何月に見にいくのが良いのか?
A.12月から3月の冬季が最も確率の高い季節です。
地球上で良くオーロラが見られる場所は、緯度60度から70度の高緯度に位置しており、これらの地域では夏の日照時間が極端に長く、冬は逆に極端に短いという特徴があります。オーロラはたとえ出現していたとしても、周囲が暗くならなければ見ることはできません。
オーロラ鑑賞のシーズンは緯度の高さによって異なります。オーロラベルトの南端付近である緯度約60度のエリアが最も長く、8月下旬から4月下旬の8ヶ月ほどとなります。オーロラは本当に気まぐれな現象であり、『何時頃がベスト!』という明確な指針のようなものはありません。暗い時間帯ならいつ見れてもおかしくないというのが答えになります。そのため、暗い時間の長い冬季が最もオーロラに遭遇する可能性が高い季節と言うことができます。
良くある質問 Q4
冬のオーロラ鑑賞時はどのぐらい寒いのか?
A.マイナス10度から20度は覚悟しましょう。
オーロラ鑑賞に最適なオーロラベルトの極地地方は、緯度60度から70度と高緯度に位置しているため、日本と比べて日照時間は短く、平均気温も非常に低くなります。カナダは北欧などに比べて晴天率が高く、オーロラ鑑賞を考えると非常に大きなメリットがありますが、その代償として平均気温は低くなります。オーロラ鑑賞での寒さ対策を考える上で最も大切なのは「衣服の質」であり、マイナス20度を下回る環境下でも通用する装備が必要となります。
良くある質問 Q5
オーロラ爆発に出会う確率は?
A.可能性を高めることは出来ますが、結局のところ「運」次第です。
究極のオーロラ体験と言われるオーロラ爆発。この極めて壮大で神秘的な現象が起こる背景には、磁気嵐と呼ばれる宇宙規模の現象が密接に関係しています。しかし、この磁気嵐が起こるタイミングも正確に予測することはできません。では、一度だけのオーロラ旅行で遭遇の確率を高めるにはどうすれば良いでしょうか? 答えは、より可能性の高い鑑賞地を選ぶことです。具体的にはオーロラベルトに含まれ、より晴天率の高い場所であること。そして、都市郊外のロッジなど、一晩中の間オーロラの出現を待機できる場所に宿泊することです。
良くある質問 Q6
オーロラツアーはどのように選ぶのが良いか?
A.現地に精通したプロのガイド会社が主催している、郊外のロッジ宿泊型ツアーを選びましょう。
地球の極地に位置するオーロラベルトの地域において、安全で快適にオーロラ鑑賞をするためには、各国で行われているオーロラツアーに参加するのが一般的な方法です。カナダ、アラスカ、北欧など、今や世界の様々なエリアで行われているオーロラツアーの形は非常にバラエティーに富んでいますが、オーロラは気まぐれであり、いつ出るかは全くわからないということを忘れてはいけません。ツアーを選ぶ際は郊外のロッジなどに滞在し、一晩中オーロラ鑑賞ができる環境を選ぶことが最も大切です。
良くある質問 Q7
自分のカメラでオーロラは撮れるのか?
A.カメラが最低限必要な機能を備えているかをチェックしましょう。
オーロラを撮影するための機材は、フィルムであろうとデジタルカメラであろうと関係はありません。大切なのは使用するカメラがそれ相当の機能を備えていることです。撮影に使用するカメラは、性能が良いに越したことはありませんが、最低限、考えるべき機能は3つあります。それは「シャッタースピード」「レンズの明るさ(F値)」「ISO感度」です。「オーロラ撮影術」のコーナーでは、オーロラ撮影に必要なカメラの機能から始まり、カメラの選び方、撮影の手順などを詳しく解説しています。『オーロラ撮影に必要なカメラの機能』から順番にお読みください。
良くある質問 Q8
オーロラは何時ぐらいに現れるのか?
A.オーロラが現れる時間帯に規則性はありません。
実際のところオーロラは本当に気まぐれな現象であり、『何時頃がベスト』という明確な指針のようなものはありません。暗い時間帯ならいつ見れてもおかしくないというのが正しい答えとなりますが、この理由はオーロラの発生が太陽活動と密接に関係しているためです。しかし、統計論的に考えると、オーロラが良く見られる”確率の高い”時間帯というものは存在するのかも知れません。オーロラが出現する時間帯については『オーロラが現れる時間帯』で詳しく解説しています。
良くある質問 Q9
オーロラの予報を調べる方法は?
A.オーロラ予報サイトを活用します。
オーロラ予報は人工衛星による太陽や太陽風の観測を基に行われます。世の中には数多くのオーロラ予報サイトがあり、最近では非常に専門的な研究機関のデータまでも見ることができるようになりました。また、プロのオーロラガイドは「宇宙天気予報」と呼ばれる専門的なデータを活用しています。
良くある質問 Q10
オーロラの当たり年というのはあるのか?
A.確率の高いタイミングは存在しますが、予測することは難しいです。
良くオーロラの当たり年と聞きますが、これは太陽が約11年周期で「極大期」を向え、活動的になるという現象が関係しています。『11年周期を逃すと、次のピークまでオーロラは見れない。』と思われがちですが決してそういうわけではなく、実際には太陽の極小期でもオーロラは良く現れています。その理由は『約11年の太陽活動サイクル』で解説しています。
次ページから、オーロラ鑑賞の秘訣を解説します。
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