せっかくのオーロラ旅行。素晴らしいオーロラに出会えたら、ぜひオーロラと一緒に写す記念撮影も楽しみましょう。オーロラと人物を同時に写すには、決して難しいテクニックはいりません。オーロラとの記念撮影と合わせ、ペンラインアートにも挑戦してみましょう。きっと素晴らしい思い出になるはずです。
オーロラと記念撮影
コツを掴めば誰でもできる
オーロラと一緒に写す記念撮影には特別な道具はいりません。必要なのはオーロラを写せるカメラと三脚、そして人物を照らすライトのみです。撮影役の人がいればとても簡単ですが、セルフタイマーを使えば自分一人でも撮影が可能です。大切なのはオーロラ撮影に必要な長いシャッタースピードの間、動かないでいられるかどうかです。一般的なオーロラ撮影に必要なシャッタースピードは10秒から15秒ですので、この間、寒さを我慢してなるべく動かないように頑張りましょう。実際は多少ブレたとしても逆に写真に味がでる時もあるため、あまり気にする必要はありません。あえてシルエットで写すのも面白いアイデアの一つです。
人物とオーロラを写すには大きく分けて2つの方法がありますが、どちらもオーロラ撮影のカメラ設定は同じとなります。一般的な方法はオーロラ撮影中(シャッターを開けている間)に約1秒ほど人物にライトを当て、フラッシュを使った時のように人物を目立たせることです。もう一つの方法は普通にオーロラを写すカメラ設定のままで、ただ人物を構図の中に配置する方法です。この撮影方法ではオーロラの露出に合わせるために人物は暗めに写りますが、鑑賞地の雰囲気が良く出た臨場感のある写真に仕上げられます。
オーロラとの記念撮影は最高の思い出になる。
シルエットのみになるよう撮るのも面白い。
光を当てずに撮影した作風。オーロラが出現した時の雰囲気を感じることができる。
撮影中に光を1秒ほど当てた例。人物を目立たせたいならば、こちら方法が良い。
オーロラの光が強い時は、あえて光を当てずに雰囲気を重視した写真に挑戦してみましょう。
月明かりがある時は、ライトの光が無くても十分に魅力的な作品を作ることができる。
記念撮影の手順
人物に光を当てる撮影
オーロラと人物を一緒に撮影する場合は、オーロラの光を強調しながら人物に光を当てる必要があるため、少し工夫が必要です。撮影のポイントは、あまり人物に光を当て過ぎないようにすることです。初めはうまく行かないかもしれませんが、ちょっとしたコツを掴めばすぐに出来るようになるはずです。失敗を恐れずに何度もトライしてみると良いでしょう。
記念撮影の手順 1
構図とピント合わせ
ピントは人物に合わせる
カメラの撮影設定は、オーロラ撮影時と同じで構いません。『カメラの設定と撮影の手順』を参考に、初期設定を行います。しかし、ピントだけは変更しなくてはなりません。オーロラ撮影では無限遠にピントを合わせますが、記念撮影では人物に合わせる必要があります。 構図を考えてオーロラの入るスペースと人物の大きさを決めたら、人物が立つ位置に何か目印を付けておくと良いでしょう。ピント合わせは一人だと難しいのですが、何か目標物としてダミーをおいてピントを合わせることも可能です。
記念撮影の手順 2
ライトの準備
人物に光を当てる準備をする
人物に光を当てるためのライトを準備します。この段階では、ライトのスイッチをオフにしておきましょう。使用するライトは何でも良いのですが、撮影で良く使われる赤色LEDではやや光が足りないので、通常のLEDライトやペンライトがオススメです。スマホの懐中電灯アプリでも良いでしょう。満月やオーロラ爆発など十分に光のある時は、フラッシュ用のライトを使わなくても、十分に明るく撮影することが可能です。
記念撮影の手順 3
撮影
笑顔で動かずに我慢する
いよいよ撮影に挑戦します。シャッターを押したら、シャッタースピードの時間である約10秒から15秒の間、なるべく動かないように”笑顔”で我慢してください。撮影役の人はこのシャッターを開けている間に、被写体全体に光を当たるようにライトを照らします。照射時間は1秒ほどが目安となりますが、周辺の明るさにより多少調整が必要となります。一人でのセルフポートレイトや全員で記念撮影をする時は、セルフタイマーを使いましょう。撮影の際は真ん中に立つ人をライト役に決めて、約1秒ほどラントのスイッチをオンにします。
ペンラインアート
文字入れや絵を描いた写真の撮影に挑戦!
夜空に文字を描くペンラインアートをご存知ですか? カメラの長時間露光による撮影方法を使った遊びの一つであり、ヘッドライトなどの光を使って「光の軌跡」により夜空に好きな文字描くことが可能となります。オーロラと一緒に撮影すれば、さらに思い出深い写真になることでしょう。オーロラを待っている間の遊びにも最適です。
撮影方法は基本的にオーロラとの記念撮影と一緒であり、シャッターを開けている間にヘッドライトやペンライトを使って文字を描きます。文字を描く際のポイントは、撮影した写真は左右対称になるため、鏡に描くように「鏡像」で文字を書き出すことです。慣れればそれほど難しことではありませんが、複雑な漢字よりも数字やアルファベットの方が簡単に描くことができます。数人で一文字づつ分けて描く方法が最も簡単であり、全員で行う素晴らしい記念写真になることでしょう。シャッタースピードを長くすることで、一人でも十分に文字を描くことが可能です。
撮影方法はシンプルで、文字を描く直前にライトの電源を入れ、文字が描き終わったらすぐにライトを消します。一人で文字を連続で描く場合は、一文字ごとに手でライトの光を包み隠す方法が良いでしょう。一人で描くと自分の場所がテンポ良く移動していくため、写真にはうっすらとしか写らないので、文字がより強調されることになります。
日付を入れるアイデア。年賀状にも適している。
一人で文字を描き、最後に決めポーズ。
自分の名前を描く定番のアイデア。
イラストに挑戦してみるのも面白い。
次ページは、オーロラの動画を作る方法を解説します。
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